日銀はYCC修正の効果を見極め、3月会合で現行緩和継続へ-関係者
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行は黒田東彦総裁ら現在の正副総裁にとって最後の参加となる9、10日の金融政策決定会合で、昨年12月の政策修正の効果を見極めるために、再修正は行わずに現在の金融緩和策を維持する可能性が高い。 日銀は昨年12月の会合で、市場機能の改善を狙いにイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策を修正し、長期金利の許容変動幅をゼロ%を中心に上下0.5%程度に拡大した。3月の決算期末を控えて市場に不測の混乱を生じさせ、企業の賃上げ機運に水を差さないように、サプライズ的な政策修正は行わないとみられている。YCCの取り扱いについては、市場の状況や他の政策委員の意見などを踏まえて「時間をかけて議論を重ね、望ましい姿を決めていきたい」と語った。関連記事黒田日銀総裁、日本の金融緩和継続を「各国も理解」-最後のG20参加金融緩和の継続適切、メリットが副作用上回る-植田日銀総裁候補植田日銀で政策修正予想が前倒し、次は「YCC撤廃」-サーベイ。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 日銀はYCC修正の効果を見極め、3月会合で現行緩和継続へ-関係者