日鉄が海外で水素製鉄への投資検討、1000億円規模に-豪州など視野
記事を要約すると以下のとおり。
日本製鉄は、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に向け、海外での水素を使った製鉄プロジェクトに投資する検討を始めた。豪州のほか、ブラジルや中東での投資も選択肢にあるという。日本製鉄やJFEホールディングスのほか、海外でも欧州のアルセロール・ミタルや中国宝武鋼鉄集団、韓国のポスコなど主要鉄鋼メーカーも今世紀半ばまでにカーボンニュートラルを実現する目標を掲げ、世界で技術開発競争が繰り広げられている。この製法は欧州を中心に開発が進められている。ポスコは12月、2040年までに豪州で現地の提携相手と共同で総額400億ドル(約5兆5000億円)を投じ、再エネ由来の電力を使わず鉄くずを電炉で溶かして再生するリサイクル鉄の拡大に加え、鉄鋼業界の主流設備である高炉方式に関しても、水素を使って水を電気分解してつくる「グリーン水素」を生産する設備と、水素を使って鉄をつくる設備に充当していくと発表した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 日鉄が海外で水素製鉄への投資検討、1000億円規模に-豪州など視野