日本株を大量に売った海外投資家は短期勢、長期投資家は買い目線維持
記事を要約すると以下のとおり。
歴史的な大暴落で幕を開けた8月第1週の日本株市場で、海外投資家は先物を大量に売ったものの、現物株は4週ぶりに買い越した。現物株は4カ月ぶりの規模になる4954億円の買い越しと、先物とは正反対の動きとなった。 しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンドマネジャーは、海外投資家には二つのタイプがあり、日本銀行の利上げや米国の景気減速を手掛かりに売買する人の多くが「先物を使って短期的な視点で売ったようだ」と推測。一般的に長期投資家は多かったようだ。ゴールドマン・サックス証券の須田吉貴クロスアセット・ストラテジストは、多くの投資家が買いに回った理由として、急落局面では年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)によるリバランス買いが期待できることを挙げた。その後株価が最大で2割も下落したことで、基本ポートフォリオを維持するために数兆円の買越額は先物も含めて4000億円程度。先物が年初来で5兆4268億円の買い戻しも期待できそうだ。
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