日本の社債発行は減速の可能性、日銀利上げでスプレッド拡大転換
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行による7月31日の追加利上げ決定を受けて円債市場が不安定さを増しており、社債の引受証券会社は企業の社債発行コストが高くなることで起債が当面鈍る可能性が高いとみている。 みずほ証券グローバル投資銀行部門の小出昌弘執行役員は、社債の発行量は「思っていたより減っていく可能性がある」とし、当面は1件当たりの発行規模、案件数ともに減少し得るとの見方を示した。 東京都は最近の金利変動などを理由に、24年度の起債予定を4700億円に当初の計画から約10%減額した。これに対しより高いスプレッドを求める投資家は社債購入について様子見姿勢になりやすいと指摘した。 日本国債版の恐怖指数、S&P/JPX日本国債VIX指数によると、日銀の7月29日には23年10月以来の高水準となった。日本では投資家の需要を試すのに通常5-6日かかるが、米国や欧州では1日で済むことが多い。
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