日本の中小型株高は短命に、トランプ相場に沸く米国と異なる金利事情

米国株市場での投資人気に連動し、足元で強い動きを見せる日本の中小型株の上昇は短命に終わる可能性がある。
  　　ピクテ・ジャパンの田中純平ストラテジストは「ごく短期のトレードの範囲。」
　日本の中小型株の上昇局面が短命に終わるかもしれない要因の一つは日米の金融政策の違いだ。
ＪＰモルガン証券の高田将成クオンツストラテジストは、円安や日本の小型株の「本格的かつ持続的な失地回復は予見しづらい」と分析する。
中小型・新興企業は基本的に財務も弱く、金利コスト上昇に対する耐久性は劣ると話す。
今回は選挙前から上昇ペースが早く、人工知能（ＡＩ）人気による大型テクノロジー株への一極集中相場の反動が起きている点も中小型株を後押ししているようだ。
　米半導体株は17日の取引で20年以来の買われ過ぎ水準に達していたラッセル2000も約2％下げた。