新興国の債務再編巡る見直し、喫緊の課題-中国の台頭で交渉複雑化
記事を要約すると以下のとおり。
新興国を資本市場から締め出したままにしている政府債務再編の在り方を見直すよう世界金融のリーダーらが働きかけている。 新しいモデルの試金石とされるザンビアはデフォルト(債務不履行)から3年半を経て、債権者への支払いを停止したが、現在も交渉中。「これは逆効果以上のものであり、不道徳だ。」 中東情勢の緊迫化や米連邦準備制度が金利を高めにより長期にとどめるスタンスが招くリスク回避の動きと相まって、解決策を見いだすことは喫緊の課題となっている。 債務再編は常にIMFや国債、民間投資家を巻き込む複雑なプロセスとなる。ウォール街と中国はデフォルトした債務の半分以上を保有し、取引を拒否する力を持つ。 IMFと世銀のエコノミストだったデービッド・グリゴリアン氏によると、「10人から成るグループと2時間あれば合意に達することができるかもしれないが、全員が別々の部屋で交渉するというような状態になっているという。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 新興国の債務再編巡る見直し、喫緊の課題-中国の台頭で交渉複雑化