政策保有株売却で潤う損保株、約5兆円計上期待と日銀思惑で上げ加速
記事を要約すると以下のとおり。
政策保有株(株式持ち合い)の売却を加速させる方針の大手損害保険グループは、今後5兆円近い売却益を手にする可能性が浮上し、投資家からの買いを集めて株価の上昇が加速している。金融庁は同年12月に業務改善命令を出し、東証株価指数(TOPIX)の上昇率1.1%を大きくアウトパフォームした。東京海上Hなど損保3社、今期1.4兆円の政策株売却-還元強化へ CLSA証券のストラテジスト、ニコラス・スミス氏は「デフレ下で持ち合い株式を保有することは許容できる」ものの、現在は状況が変わっており、持ち合い比率は31%とピークから半分以下になっている。日本株再浮上の鍵握る持ち合い解消、PBR1倍回復へ銘柄選別加速か 政策保有株売却の材料に加え、物価高や為替の円安継続を背景に日本銀行が年内にも追加利上げに踏み切るとの観測も損保や生命保険会社など保険株の好調を後押ししている。関連記事政策保有株売却加速は重要-大手損保4社の事前調整問題で公取委が損保ジャパンに立ち入り検査、ビッグモーター保険金不正。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 政策保有株売却で潤う損保株、約5兆円計上期待と日銀思惑で上げ加速