影潜める悪い円安論、介入水準接近でも切迫感なし-物価や株価に違い
記事を要約すると以下のとおり。
外国為替市場のドル・円相場は、日本政府が約24年ぶりの円買い介入を実施した昨年の水準に近づいている。円買い介入 政府・日本銀行は昨年9月、145円付近まで円安が進んだ後、143円台で介入準備のために市場参加者に相場水準を尋ねるレートチェックを実施。24年ぶり円買い介入、「過度な変動は見過ごせずと鈴木財務相 当時の円安はロシアのウクライナ侵攻を受けエネルギーや原材料価格が高騰する中で起きたため、輸入物価の高騰が家計や企業を直撃。」悪い円安の世論は高まらないとみている。海外勢5兆5000億円、日本株先週まで買い越し続く-17年の記録超える 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジストも、輸入インフレの加速に対する恐怖心が和らぎ、「悪い円安論は遠のいていると話す。」 マーケットリスクアドバイザリーの深谷幸司フェローは、米利上げは9合目から9.5合目まで来ており、地銀の破綻など米景気後退の予兆も出ている中、「ドル・円はあくまで昨年付けた151円台をトップとした戻り高値を試している段階と受け止めている。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 影潜める悪い円安論、介入水準接近でも切迫感なし-物価や株価に違い