割高な空の旅、まだまだ続きそう-航空運賃が安くならない理由
記事を要約すると以下のとおり。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が収束し、各国が入国規制を緩和、出張も観光も本格的に再開した。パンデミックの最中、旅行需要が激減。 別の理由もある。 同社のフライト担当シニアディレクター、マルコス・ゲレロ氏は「たとえ一部の旅行が以前より少し高くなったとしても、旅行にお金を出すことに価値を感じている人はまだ多い」と述べた。 旅行需要の回復が順調に進む今、業界が苦慮しているのが十分な従業員の確保だ。航空会社は燃料価格にヘッジをかけておらず、ロシアのウクライナ侵攻といった事象に端を発する価格高騰の影響を受けやすい。 世界の炭素排出量のうち、2%強を占めているのが航空会社だ。 国際航空運送協会(IATA)によれば、50年までのカーボンニュートラル実現に向け、航空業界は2兆ドルを支払う必要がある。こうした航空機を再び運航可能な状態にするのは、安全性を確保するためにあらゆる部品を点検するなど膨大な作業となる。下請け企業の労働力不足が製造を抑えているほか、ウクライナに軍事侵攻したロシアに対する制裁措置でエアバスやボーイング、それに両社のサプライヤー企業がチタンなどの原材料を確保することが難しくなっている。「エアバスとボーイングは中期的に有意な増産を実現できない。」中国 世界2位の経済大国、中国はパンデミック前、年2800億ドル近い旅行支出を誇っていたが、コロナ禍からの復活は今のところ途上段階だ。 26日に発表された調査では、23年に中国本土から出るつもりはないとの回答が31%に上った。
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