円の弱気トレンド脱却、今月の日銀利上げだけでは不十分との見方
記事を要約すると以下のとおり。
円トレーダーは介入観測に振り回されながらも、日本銀行が月末に開く金融政策決定会合の前に幾つもの難関を乗り越えなければならない。ブルームバーグのエコノミスト調査によると、日本のインフレ率は6月に2.9%に上昇し、日銀に引き締め圧力がかかり続けていると野村は11日のリポートで指摘した。 スワップ市場では、日銀が10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げで円が上昇する余地はあるが、弱気トレンドから抜け出すには十分ではないかもしれない。12日は158円前後での推移だった。 円強気派は、16日に発表される6月の米小売売上高が米経済減速のシグナルとなることを期待するかもしれない。 ナショナルオーストラリア銀行(NAB)の為替戦略責任者レイ・アトリル氏(シドニー在勤)によると、「金利に変化がなければ、円売り再燃の可能性がある。」
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