円が約３カ月ぶり高値に上昇、12月米利上げ減速観測で一時137円前半

東京外国為替市場では円が一時1ドル＝137円台前半まで上昇し、約3カ月ぶり高値を付けている。
「米金利がなかなか上がりづらく、ドル・円の上値を抑えている状況」で、インフレとの闘いは終了からほど遠いと強調し、金利は一段と上昇し景気抑制的な水準にしばらくとどまるとの見方を示した。
政策金利は9月に想定していたより「いくらか高い」水準まで上昇する公算が大きいとも述べた。
　スワップ市場動向によると、今月13、14日の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合で予想される利上げ幅は52bpと11月29日時点の54bpから低下。
1日は10月の個人消費支出（ＰＣＥ）価格指数や雇用ひっ迫の緩和が確認されるかが焦点となる。
　背景パウエルＦＲＢ議長、12月の利上げ減速を示唆－引き締めは継続 クックＦＲＢ理事、より小幅な利上げ「賢明」に－政策の時間差考慮を米地区連銀報告：経済は「小幅に」成長、金利上昇で見通し不透明に米ＧＤＰ、7－9月改定値は前期比年率2.9％増－ＧＤＩは微増 米民間雇用者ほぼ2年ぶりの低い伸び、賃金も上昇鈍化－ＡＤＰ 米求人件数減少、労働市場の冷え込み示唆－ＦＲＢには明るい兆し  。