債券の株式に対する利回りプレミアムが15年で最大－新しい債券の時代

世界的な金利上昇が長期化するとの見通しから、多くの投資家が株式から債券に乗り換えようとしている。
　低金利時代の終焉に賭ける投資家が期待している。
    　　シンガポールを拠点に約10億ドル（約1450億円）を運用するシルバーデール・キャピタルのサンジェイ・ググラニ最高経営責任者（ＣＥＯ）はブルームバーグテレビジョンに、「投資適格債でさえ株式と同じようなリターンをもたらしている。」
　ブルームバーグがまとめたデータによれば、世界の債券の平均利回りは4.0％で、株式にとって全盛期だった。
　しかし、米連邦準備制度が過去40年で最も積極的な引き締めキャンペーンを開始した2022年初頭に、この関係は逆転した。
InvestorsShifttoBondsonJuicyYieldsGlobalbondfundsextendinflowintothe21ststraightweekSource:EPFR 　　しかし、金利の行方をめぐってはまだ大きな議論がある。
　懐疑論者はまた、日本が異常値であることも指摘する。
　日本銀行が7月に債券利回りの抑制を緩和したことで長期的に円高が促進され、国内資産の魅力が高まると期待されている。