債券、株安ヘッジ手段として機能を2023年に回復か-MLIV調査
記事を要約すると以下のとおり。
バランスの取れた投資戦略とされる「60/40」ポートフォリオは世界的な金融危機以降で最大の損失を記録したが、今後は運用成績が改善しそうだ。足並みをそろえた大幅な下げは、資産の60%を債券に振り向ける投資手法に存続の危機をもたらし、ウォール街は代替のヘッジ探しに走った。 パルス調査では、23年は緩やかなリスクテークが拡大し、S&P500種株価指数がかろうじて4%程度の上昇を達成すると予想されている。これは債券が再び分散化の対象になることを意味すると分析した。 MLIV調査では回答者の3分の1余りが選好する資産に株式を挙げた。 軟調な見通しを受け、大半の投資家は当面、株式保有を増やすと答えた割合は約23%、減らすとの回答は28%だった。HalfofInvestorsPlantoKeepStockHoldingsUnchangedOverthenextmonth,howdoyouexpecttochangeyourexposuretotheS&P500?Source:BloombergMLIVPulsesurveyDec.19-29. バンダ・リサーチの集計データによると、過去8年のパターンでは個人投資家は株式と上場投資信託(ETF)の購入を1月に増やす傾向があり、年末にかけて活動を縮小した場合は特にその傾向が強まる。ただ米金融当局と市場の新たな戦いを予告するものだ。ただ先物市場のトレーダーは最初の利下げが23年中になるとの予想を変えていない。一方、回答者の47%は23年にウォール街の銀行が賞与を減らすと予想している。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 債券、株安ヘッジ手段として機能を2023年に回復か-MLIV調査