中国経済再開は痛しかゆし、インフレ不安-FRB利上げ長期化も
記事を要約すると以下のとおり。
米国のリセッション(景気後退)懸念が拭えず、欧州経済も停滞する中で、中国経済活動の再開は世界の景気を後押しする歓迎すべき材料となる。 ブルームバーグ・エコノミクス(BE)は中国の経済成長とエネルギー価格、世界のインフレ率との関係性をモデル化したところ、23年の3%から持ち直すと見込んでいる。中国経済活動が急回復、1月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利上げ停止観測を妨げる可能性がある。 ロックダウン(都市封鎖)下で低迷する中国経済の一本調子の回復が見込みにくいのは確かだ。昨年終盤のゼロコロナ政策の急転換はまず経済活動にマイナスに働いた。上海市内の救急外来患者が減少する一方、主要都市では地下鉄利用者が増えている。春節(旧正月)連休関連の初期データでは、旅行や映画興行収入が前年を大きく上回った。 パンさんは「コロナ禍であまりにも長い間、中国本土内にとどまらざるを得なかった。」ロックダウンや感染防止策はもはや景気抑制要因ではなくなるだろう。昨年の不動産セクターの過剰債務など長期的な見通しはなお厳しいが、少なくとも23年についてはやや明るさを取り戻している。BEは投資が3%減と、22年よりも景気に対する足かせがずっと小さくなると見込んでいる。こうした締め付けの代償は高く、昨年10月にナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数はピーク時に比べて約80%下げた。起業家への支援を新たに講じる考えを示唆した。BouncingBackChina'sGDPissettoreboundfrom3%growthin2022to5.8%in2023,andmaybeevenfasterSource:BloombergEconomics 中国発のインフレ圧力は2つの経路を通じて波及するだろう。これよりはるかに規模が小さいものの、コロナ禍で伸び悩んだ。主要道路や鉄道駅、空港ターミナルに人々が押し上げられる可能性があると指摘する。それに対し、23年の中国経済再開は痛しかゆしといったところがある。
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