中国株の失われた10年、信頼回復は茨の道－高成長の裏でリターン低迷

中国株が波乱の1週間を終えた。
中国の経済成長ストーリーを信じて中国株にマネーをつぎ込んだ投資家にとって憂慮すべき展開で、突然の地政学リスク再燃、予測不可能な規制の締め付け、民間企業への国家支配の強化によって大きな打撃を受ける羽目になった。
世界の運用担当者からは、国家主導の経済モデルから脱却し、米国との摩擦を減らすよう大胆な措置を求める声が上がる。
  　　ＭＳＣＩ中国株指数は今週、3％余り値上がり。
それでも2021年2月につけた高値からは60％近く下落している。
これは過去2番目の規模－ＢｏｆＡハートネット氏　　問題は株高の流れが再開するのか、それとも失速するかだ。
輸出の伸びと技術力の高さに支えられ、中国は強大な世界の超大国へと変貌を遂げたが、その恩恵は持続的な株式リターンに結びついていない。
「これまで発表された支援策はいずれも、悪化トレンドを反転させるにはあまりに守りの姿勢が強い」と述べた。
　「習主席は投資家を怖がらせ続けていると指摘するのは、カルミニャック・ジェスティオンのチーフエコノミスト、ラファエル・ガヤルド氏だ。」