中国当局、商品取引への監視強化－トレーダーは取引減少を懸念

中国当局は経済的メリットが乏しいと見なす一部の商品取引に対する監視を強めつつあり、それが市場参加者の撤退につながり、国内市場の取引量とボラティリティーを押し下げることになりそうだ。
　ブルームバーグ・ニュースが4月以降に取材したトレーダーや倉庫管理者、製錬所幹部ら約20人によると、一部の中国企業は金属や化学品、石炭分野の新規契約をちゅうちょするようになり、既存供給取引の一部打ち切りにつながったケースもあるという。
「その過程で一部トレーダーは深刻な打撃を受けるかもしれないが、長期的には市場の公正化につながると考えている」とコメントした。