中国不動産業界、バブル終わりキャリア暗転-かつての勝ち組に挫折感
記事を要約すると以下のとおり。
アイビー・チャンさんは自分を勝ち組だと思っていた。稼ぎが多いこともあり、こうした出費は気にならなかった。 資産の保全や保険、老後の蓄えといった機能を兼ね備えていたのが住宅だった。DirectContributionofthePropertySectortoChina’sGDPYear-over-yearchange,inyuanSource:NationalBureauofStatisticsofChina だが、そうした日々は長くは続かなかった。中国では住宅が完成する前にその物件を購入するのが一般的だが、多くの住宅購入者は建設が滞ったまま待たされることになり、全国で怒りの抗議が巻き起こった。 豊かな中産階級に続くエスカレーターに乗っていたと思っていた若いプロフェッショナルたちは、人生を狂わされた。この数字には建設やマーケティングといった関連産業の働き手は含まれない。 年末ボーナスとしてメルセデス・ベンツを支給していた不動産会社もあった時代は遠い記憶となったが、多くのアナリストは、これはまだ底ではないとみている。ApartmentandCommercialPropertySalesValueinyuanSources:NationalBureauofStatisticsofChina,FitchRatings 働き盛りの若い労働者でさえ仕事を見つけるのに苦労しており、失業データの集計方法を修正した後に中国が発表した若年層の失業率は15.3%に達している。年8万3000ドル相当を稼いでいたころとは大違いだ。 「まだ以前のような生活をしたいと考えるなら、夢を見ているようなものだと彼女は話す。」 ただ、香港中文大学のマギー・フー助教は「不動産セクターの成長モデル転換はセクターの回復を促進し、深刻な雇用喪失の緩和に役立つだろう」が、「短期的には状況が悪化する可能性があるとみている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 中国不動産業界、バブル終わりキャリア暗転-かつての勝ち組に挫折感