中国、ネット検閲機関がデータ・ＡＩ統括－共産党直属で欧米警戒

中国共産党の基準からすれば、国家インターネット情報弁公室（ＣＡＣ）の台頭ペースは息をのむほどだ。
ＣＡＣ本部（北京）Source:Bloomberg　　ＣＡＣが中国最大の配車サービス会社、滴滴グローバルを米国の取引所から強制的に退場させる決定を2021年に下し、中国ハイテク株が1兆ドル（約156兆円）相当売られると、混乱が顕著になった。
　ユーラシア・グループのジオテクノロジープラクティス担当ディレクター、シアオメン・リュ氏は「ここ数年の全体的な締め付け傾向に対して、少しバランスを取り直した行動もあった」と指摘。
　ブルームバーグ・ニュースは昨年、シティグループが中国に全額出資の証券会社を設立するのに予想以上に時間がかかっていると報道。
中国の特性　　昨年12月に北京を訪問した欧州連合（ＥＵ）首脳は、欧州企業にとって大きな懸念材料となっている。
中国の特性だと述べ、「ある時点で全てが崩れ、うまくいかなくなった。」
つまり、内部会議の議事録を公表することはほとんどなく、他省庁のように予算を公開することもないため、一段と不透明だ。
荘氏の在任期間中に暴力やポルノ、政治的に敏感なものなど「違法で有害」な情報の監督官庁への通報が増加したことが、公式の数値で示されている。