世界の社債に暗雲、保有か売却か議論再び－米国債とのスプレッド拡大

世界の社債相場にとって、ある指標によれば今月は昨年後半以来最悪の月となりそうで、社債と国債の相対的価値に関する議論が再燃している。
現行水準はそれぞれ94ｂｐと314ｂｐ。
   　　アバディーンの投資ディレクター、ルーク・ヒックモア氏によれば、投資家はクレジットリスクに対して多くの企業が負債を削減した後で「現時点でファンダメンタルズはかなり良い」と分析し、「レバレッジの解消、かなり安定した経済見通し、高金利のプロフィルに触れた。
　米連邦準備制度が年内に少なくとも1回は利下げに踏み切るとの観測が再び安定に至るまでスプレッドが引き締まるのは容易ではないと指摘。