不動産会社に新たな痛み、満期控え債務圧縮急務-株価と業績にも逆風
記事を要約すると以下のとおり。
金利上昇と物件価値下落に見舞われた欧州の不動産オーナー企業の株価下落で時価総額1480億ドル(約20兆7000億円)が失われたが、株主はさらなる痛みに直面している。そうなれば借り入れコストはさらに高くなる。LandlordsFaceBigDebtRepaymentsinComingYearsSource:BloombergNotes:Realestatecompanies,Europeasregionofrisk;allcurrencies チャタム・フィナンシャルの欧州・中東・アフリカ(EMEA)責任者、ジャッキー・ボウイ氏は「満期の壁が、何らかの取引が起こるきっかけになり得る。」同社株は最高値から90%以上下落した。スウェーデン不動産大手SBBにブルックフィールドなど関心 同社は既にジャンク級に格下げされ増資を断念したが、市場は同業他社も同じ道をたどることを織り込んでいる。 BNPパリバのクレジット戦略世界責任者、ビクトル・ヨルト氏は、スウェーデンのハイムスタデン・ボスタッドやドイツを中心に事業展開するアラウンドタウンなどの発行体企業に、社債を買い戻させている。高格付けのユーロ建て不動産会社債は22年初めに比べほぼ2割値下がりしているので、市場価格で買い戻せるならば利点は大きい。
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