ロンドン金融街の不動産保有会社をムーディーズ格下げ-業界苦境示す
記事を要約すると以下のとおり。
ロンドンの金融街、カナリーワーフの不動産物件を保有するカナリーワーフ・グループ・インベストメント・ホールディングスの社債を、ムーディーズ・インベスターズ・サービスが格下げした。資産売却と既存株主の支援を通じて債務圧縮と借り換えを恐らく図ることになるだろうとムーディーズはカナリーワーフ・グループ・インベストメントを「Ba3」とこれまでの「Ba1」から格下げした。厳しい環境は少なくとも向こう1年続くとの見通しも示した。 英国の商業用不動産は急速な利上げで大きな影響を受けた。こうした中で、一部の不動産保有企業は資産売却や増資、別の貸し手から高金利での借り入れを検討せざるを得なくなっている。 「投資家の慎重姿勢が取引を低迷させ、大幅な割引なしの売却を困難にしているとムーディーズは指摘し、最近の銀行問題が「評価額に一段の下押し圧力」をかけているとの見解を示した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ロンドン金融街の不動産保有会社をムーディーズ格下げ-業界苦境示す