ロシアのウクライナ侵攻1年:何が起き、世界はどう動いたのか
記事を要約すると以下のとおり。
ロシアは2022年2月24日にウクライナに侵攻。 過去1年間に起きた主な出来事を時系列でまとめた。ロシア株と通貨ルーブルが急落。EUはロシアのプーチン大統領とラブロフ外相に制裁を科す。2月28日:ウクライナがEU加盟を申請。3月2日:EUがロシアの銀行7行を国際決済システム国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除。リトアニアのナウセーダ大統領は「核のテロだ」と非難した。3月10日:ウクライナとロシアの外相が会談。3月13日:ロシア侵攻前に北大西洋条約機構(NATO)軍が使用していたウクライナの軍事訓練施設を、ロシアのミサイルが直撃。これに先立ち、ウクライナ軍はロシア側はウクライナが被ばくリスクを高めていると非難した。ウクライナ側はロシア軍が原発周辺に塹壕(ざんごう)を掘ったことで同軍の兵士が放射線に被ばくしたと主張。ロシアは民間人に対する攻撃については繰り返し否定。4月10日:ウクライナのベネディクトワ検事総長は、ロシアの侵攻に関連し膨大な数の戦争犯罪が疑われるとして調査を進めていると表明。ドゥボルニコフ司令官は2015年と16年のシリアでの軍事作戦を指揮したことで知られる。4月13日:バイデン米大統領はロシア軍の黒海艦隊旗艦であるミサイル巡洋艦「モスクワ」が沈没。5月14日:ドイツのベーアボック外相は、ロシアはウクライナ産穀物の輸送ルートと貯蔵施設の破壊、またウクライナの港湾封鎖を通じ、対ロシアでの国際社会の結束を弱めようと試みていると指摘した。包囲されたアゾフスターリ製鉄所から去るウクライナ兵士(5月17日:EUは共同債の発行を検討。アゾフスターリ製鉄所に残っていたウクライナ兵が投降した。EU加盟に向けたウクライナの取り組みに支持を表明した。6月30日:ウクライナ軍は、東部のリシチャンシクから撤退。オデーサを含む黒海に面した3つの港からウクライナ産穀物の輸出を再開できるよう船舶の安全な通航の確保で合意してから、わずか数時間後の出来事だった。ミコライフ州の前線で上がる黒煙(8月30日)Photographer:DimitarDilkoff/AFP/GettyImages9月21日:ウクライナ軍はハルキウでの攻勢で、ロシアに占領されていた領土数千平方キロメートルを奪還。国外に脱出しようと多くの男性とその家族が国境に押し寄せた。9月30日:プーチン大統領はウクライナ東部と南部の4州のロシア併合は違法だとして国際社会は強く非難。ウクライナはNATO加盟を正式に申請した。10月10日:ロシア国防省は、ウクライナで軍事作戦を展開する全ロシア軍部隊の司令官にセルゲイ・スロビキン氏を任命。また「ウクライナでの核兵器の使用もしくは核使用の脅し」に反対することでも一致した。11月24日:ロシア軍はウクライナの重要なエネルギーインフラに大規模な攻撃を仕掛け、数百万人が電気と暖房を失った。また制裁対象に複数の銀行が追加された。バイデン政権はこの日、ウクライナへの18億5000万ドル(約2450億円)の追加軍事支援を発表。ロシア国防省が発表した。1月15日:ウクライナ東部ドニプロの9階建て集合住宅に対するロシア軍のミサイル攻撃で、少なくとも36人が負傷した。ロシア軍のミサイル攻撃を受けたドニプロの集合住宅Photographer:WojciechGrzedzinski/TheWashingtonPost/GettyImages1月24日:ウクライナのゼレンスキー大統領は、汚職対策を進める中で政権の人事刷新に乗り出し、高官10人以上を解任した。1月25日:米国は主力戦車「M1エイブラムス」31両をウクライナに提供すると明らかにした。2月戦闘機供与を検討していると発表。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ロシアのウクライナ侵攻1年:何が起き、世界はどう動いたのか