ランサムウエアの犯罪集団「ロックビット」摘発、日米欧など国際捜査

身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」を使い世界に史上最大級の被害を引き起こしていたハッカー犯罪集団「ロックビット」を、日米欧豪など11カ国から成る国際的な捜査連合が摘発した。
　ＮＣＡのビッガー長官は20日の記者会見で、「ロックビットは甚大な被害と費用をもたらしてきたが、これ以上はないと説明。」
　ロックビットは260億ドル（約3兆9000億円）規模の米国債市場を混乱させた中国工商銀行（ＩＣＢＣ）米国部門が昨年受けたランサムウエア攻撃や、ボーイングが交換用航空部品やソフトウエア、サービスの販売に使っていたウェブサイトの停止、名古屋港のコンテナ搬出入を管理するシステムの障害などを操った。