ベネズエラ大統領の出方焦点－マドゥロ氏勝利宣言にブラジルも懐疑的

28日投開票のベネズエラ大統領瀬で再選を果たしたとのマドゥロ大統領の宣言に対し国際社会で懐疑的な見方が広がっている。
ベネズエラの首都カラカスで、大統領選の投票後に記者団と話すマドゥロ大統領（28日）Photographer:AndreaHernandezBriceno/Bloomberg　　マドゥロ氏を支持し、米国は得票率51.2％でゴンサレス氏に勝利したとするマドゥロ氏の勝利宣言を巡り、各国の立場は分かれている。
　米国の駐ベネズエラ大使だったチャールズ・シャピロ氏は28日夜、野党連合が確認した集計済み投票約40％を引用し、ゴンサレス氏が70％の支持を集めたと主張した。
ベネズエラ国民は11年間に及ぶマドゥロ政権下での経済の荒廃を経て、明らかに変化を選んだとマチャド氏は述べた。
　投資家はマドゥロの勝利宣言に懐疑的であり、ブルームバーグがまとめた指標価格データによると、ベネズエラ国民の意思や投票を反映していないという「重大な懸念」を直ちに表明。
　一方、ブラジルのルラ大統領が反応を示すまでにはより時間を要した。
　チリのボリッチ大統領は、この結果を「信じ難い」とし、検証不可能な集計を認めないと述べた。
現在ある米国からの圧力は今後も続くだろうし、ベネズエラはそれに対処してきたとの見方を示した。
現在の生産量は1日当たり約90万バレルに比べ、3分の1以下となっている。