ヘッジファンド、高リスクCLOのファンドに年金マネーを引き寄せる
記事を要約すると以下のとおり。
1兆3000億ドル(約202兆円)規模のローン担保証券(CLO)市場で最もリスクの高い部分が、世界で最も保守的な投資家を引きつけている。支払いを受ける順番が最後で、損失を被るのは最初になるため、非常にリスクが高い利回りが期待できることから、従来リスクを回避してきた多くの資金が引き付けられるようになった。最近の年金基金からの需要の高まりは、大きな買い手が加わる可能性を意味する。 ニューヨークを拠点に35億ドル以上の資産を運用する機関投資家、アリーナ・インベスターズの創業者で最高経営責任者(CEO)のダン・ズワーン氏は、ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)が1.5-2%と推計するレバレッジドローンの低いデフォルト率が低いから大丈夫だという「見せかけの安心感」があるとズワーン氏は言う。 ズワーン氏によれば、デフォルト率が低いのは、債権者の保護が年々劣化し、借り手の債務条件違反を理由に債務不履行を宣言することが難しくなっているからだという。これは、痛みが先送りされ、回収率が予想よりずっと低くなることを意味すると語った。
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