ブラックロックやフィデリティが負け組に、130兆円の中国年金市場で

1兆ドル（約130兆円）規模の中国年金市場で最大の標的を巡って競争が繰り広げられる中、 ブラックロックなどのグローバル企業が、ジュディ・デンさんのような顧客を取り込める可能性はほとんどない。
　中国は昨年、初めて個人年金制度を開始し、国内の銀行や運用会社が確実に新規事業の大半を獲得することが可能になっている。
国内勢が有利なスタートを切っていることは、60兆ドル規模の中国金融サービスセクターの一角を狙うグローバル企業の苦境を浮き彫りにしている。
　中国政府は高齢化社会を支えるため退職後の貯蓄を必死に呼び込もうとしており、始まったばかりの個人年金制度に多くの期待が寄せられている。
MoreDeaths,FewerBirthsChina'spopulationshranklastyearasbirthshavefallenagainanddeathskeeprisingasnationagesSource:BloombergcalculationsbasedonNationalBureauofStatistics,demographerHeYafu　　ブラックロックのウェルスマネジメント合弁は、昨年に独自部門に対する承認を獲得したが、資産の最低水準を満たすために中国本土で資産を構築し始めているところだ。
　フィデリティは年金について、同社の「ＤＮＡに刻み込まれて」おり、中国への焦点で不可欠な部分だと説明。