ブラックストーン投資先企業、ＡＩ主導プログラムで糖尿病治療費圧縮

プライベートエクイティー（ＰＥ、未公開株）投資会社大手の米 ブラックストーンは、人工知能（ＡＩ）を活用した糖尿病治療の個別アプローチにより、高額な新薬ヘの依存度を減らし従業員の医療費上昇の抑制を目指している。
糖尿病をコントロールできない患者は、比較的古い低価格の薬から、ノボ・ノルディスクやイーライリリーが製造する高価な新薬に移行することが多く、コストは年間約1万ドル（約134万円）に上る可能性がある。
そうした行動変容によって血糖値を抑制できれば、高価な医薬品を避けることが可能になる。
ノボ・ノルディスク製のオゼンピックPhotographer:JoelSaget/AFP/GettyImages　　オゼンピックなどの薬は減量目的にも利用されており、体重管理のために広く処方されれば、医療制度に数十億ドルの費用がかかると予想される。
　ブラックストーンは投資先企業全体で、より大幅なコスト節減につながる可能性がある。