ブラックストーンもＳＶＢ買収に名乗り挙げていた－当局に敬遠される

シリコンバレー銀行（ＳＶＢ）破綻の直後から、世界最大の代替資産運用会社 ブラックストーンのディールメーカーは投資機会を嗅ぎ取っていた。
　これまで報じられていなかったこの提携は、世間体と規制面での負担を懸念するブラックストーン上級幹部らが協議した末の選択だった。
3月10日にＳＶＢを管理下に置いた連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）はこうしたケースで通常、体力のある同業者による買収は最後の手段と見なしがちだ。
また、ＳＶＢの大半はファースト・シチズンズ・バンクシェアーズが買収することになった。
ＳＶＢ買収で成長の一族経営銀行 当局が望むのは　　ブラックストーンに加えアポロ・グローバル・マネジメントやカーライル・グループなど多数の投資会社が最近数週間に、預金流出に見舞われ低利回り資産を損失を出して売却することを迫られた地銀に関心を示している。
　ＰＥ投資会社やその他の代替資産運用会社は典型的に、破綻した企業の望ましい資産のみを買い取ろうとする。
　ＳＶＢ破綻後の1週間に、複数のＰＥ投資会社とそのロビイストが、当局は緊急時の資金の出し手についてあまりえり好みするべきではないと提言した。
バレー・ナショナルの広報担当者は取材に対しコメントを控えた。