フランス、ＥＵが「過剰赤字手続き」－各党の選挙キャンペーンに制約

欧州連合（ＥＵ）はフランスがＥＵの財政赤字と債務に関する規則に違反しているとして手続きを開始する。
　債務の規模は、次期政権が減税や年金改革巻き戻しなどの公約を実行する能力を制限する。
誰が政権を握るにせよ、金融市場がどう反応するかによって制約を受けるだろうと語った。
　ブルームバーグの世論調査によると、6月30日と7月7日に実施される仏総選挙を前に、ＲＮが32.7％の票を獲得すると見込まれる。
　選挙後に政権を樹立する可能性が最も高い2グループ、新人民戦線とＲＮは、マクロン氏よりも財政支出やＥＵ規則ついてより対決的な姿勢を示している。
ただ、ＥＣＢは「健全で持続可能な財政・マクロ経済政策」をとっている国についてのみ資産買い入れを実施するとしている。
どのような歳入が期待できるかはほとんど明らかにしていない。
ルメール仏経済・財務相は先週、左派連合が勝利すれば経済崩壊とＥＵ離脱につながると警告。