フィデリティ運用者、米国債をほぼ全て売却－米景気拡大続くと楽観

フィデリティ・インターナショナルのポートフォリオマネジャー、ジョージ・エフスタソプロス氏は、自身が運用するファンドで保有していた米国債をほぼ全て売却した。
現在、リターンを高めるため好調な経済成長期に良好なパフォーマンスが通常見込める資産に目を向けている。
確率がさらに高まれば、今年の連邦準備制度の次の動きは利上げになるかもしれないとみる市場関係者の一人。
  　　エフスタソプロス氏は、米経済が「減速よりも再加速の兆しを多く見せている」とし、先進諸国の製造業ＰＭＩが「2、3四半期先により拡大した領域に入っていても驚かない」と付け加えた。
「ここが着地点なら絶好の場所」　　エフスタソプロス氏は「グローバル・マルチアセット・グロース＆インカムファンド」などを運用している。
　エフスタソプロス氏は先月、急騰したインド株の利益確定に動き、代わりに米国の中型株とギリシャ株に投資した。
　「われわれは大規模なディスインフレの期間を経験し、成長も労働市場も問題なさそうに見える。」