バンカーに中国工商銀ショック、ハッカー犯罪集団の脅威が現実に

英郵便事業会社 ロイヤル・メールにハッカー集団がサイバー攻撃を仕掛け、国際郵便が発送できなくなったのは、今年1月のことだ。
　だが一連の攻撃もほぼ間違いなく、資産規模で世界最大級の銀行、中国工商銀行（ＩＣＢＣ）へのハッカー攻撃ほど金融界を動揺させることはなかった。
　ファイルを暗号化し、復旧と引き換えに身代金の支払いを強要してきた。
業界専門家によると、メンバーはロシアと関係し、ロシア語のサイバー犯罪フォーラムにも関与しているという。
大部分の開発者とパートナーが生まれ育ったという理由で、旧ソ連諸国は攻撃しないとウェブサイトで説明している。