ニデック、４－６月営業益は市場予想上回る－車載事業など黒字化

ニデックが20日発表した4ー6月期（第1四半期）の営業利益は前年同期比35％増の602億円と市場予想（450億円）を大きく上回った。
今期（2024年3月期）の営業利益計画は従来予想の2200億円を据え置いた。
　永守重信会長兼最高経営責任者は会見で、第1四半期のＥＶ用トラクションモーター事業の営業利益は5億円だったとした上で、「今期は75億円の利益を出す。」
　ニデックはＥＶ向け製品を含む車載事業を成長の柱に据えるが、部品不足の影響や構造改革費用の計上などで22年10－12月期から2四半期連続で営業赤字となり、同事業の立て直しが喫緊の課題となっていた。