ドル安見込むプロ投資家、市場は米利下げ織り込み不足-MLIV調査
記事を要約すると以下のとおり。
プロ投資家はドルの見通しについて、昨年付けた20年ぶり高値から一段と下落すると見込んでいる。回答者の約40%が緩和サイクルの年内開始を予想した。ドルに弱気な理由として、織り込まれている金利の道筋が高過ぎるとの回答が多かった点は興味深い。MispricingFedPivotWillHurttheDollarWeasked:Whichfactorwillmostdisadvantagethedollar?Source:BloombergMLIVPulsesurveyonApril17-21with331responses. 一見すると、これは奇妙に見えるかもしれないが、米金融当局には他の中銀の追随がないまま大幅な利下げを進めた前例がある。一方、欧州中央銀行(ECB)は08年7月に0.25ポイントの利上げに踏み切り、リーマン破綻前の局面はドルが非常に弱かった。 「驚くべきなのはなぜか。」 植田総裁が行動を起こすことを選択した場合、大幅な円高を招く可能性が高まる。元は上昇すると考えられるが、プラス材料への反応がかなり鈍くなっているのは気掛かりだ。世界の外貨準備高に占めるドルの割合が10年以内に50%を割り込むと大半の回答者が予想している。だが、現在の政治環境は極めて厳しく、過去と同じくリスクは高いとの見方に異論を唱える向きはほとんどないとみられる。 MLIVパルス調査はブルームバーグ・ニュースの読者を対象にブルームバーグの「マーケッツ・ライブ」チームが運営している。
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