トヨタが自己株ＴＯＢ、約8068億円－ＭＵＦＧなどの政策保有対象

トヨタ自動車は23日、株式公開買い付け（ＴＯＢ）を実施して三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループや、東京海上日動火災保険などが持つ政策保有のトヨタ株を取得すると発表した。
応募予定の株主には三井住友フィナンシャルグループやＭＳ＆ＡＤインシュアランスグループホールディングスなども名を連ねる。
　トヨタは今回のＴＯＢについて、「モビリティカンパニーへの変革に向けた取り組みが急速に進んでいる。」
　東京海上ホールディングスとＭＳ＆ＡＤは同日、トヨタと大手損保グループとの間で削減に向け協議しており、今後市場を通じて売却する予定としている。
トヨタのロゴPhotographer:StefanWermuth/Bloomberg　　トヨタ自身も昨年11月、トヨタグループの株式持ち合いの見直す考えを公表。
　自動車業界ではホンダも今月、東京海上や損害保険ジャパンなどが同社株を売り出すと発表した。