テスラのアップル超えは尚早、複数のアナリストが目標株価を下方修正

イーロン・マスク氏は電気自動車（ＥＶ）メーカーの米 テスラの時価総額がいつか、アップルとサウジアラムコの合計を上回るようになると予想するが、ウォール街のアナリストによれば、それは時期尚早だ。
　決算内容や需要に関する慎重なスタンスを踏まえ、複数のアナリストが20日に前日比6.7％安の207.28ドルで終了した。
テスラ株下落、7－9月決算を受け－マスク氏「需要やや厳しい」(4)　　ＪＰモルガン・チェースのアナリスト、ライアン・ブリンクマン氏はリポートで、「バリュエーションに関してはなお慎重に見ている。
　テスラの株式時価総額は1兆ドル（約150兆円）の大台に乗せたこともあったが、現在は約2兆3000億ドル。
　需要のリスクは、テスラにとっては特に懸念材料だ。
　バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）のアナリスト、ジョン・マーフィー氏は顧客向けリポートで、「テスラ株の基礎に置かれているのは成長・バリュエーションの枠組みであり、低コストの資本へのアクセスが重要な要素だと指摘。」