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ダイモン氏が自ら選んだ2人、巨大部門率いて市場シェア拡大狙う

記事を要約すると以下のとおり。

米銀JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は1月のある土曜日、ジェン・ピープシェク氏とトロイ・ロールボー氏に電話をかけた。
2人の任務は、すでにほぼすべての主要業務でトップに近い地位にあるウォール街の巨大銀行を成長させ続けることだ。
 JPモルガンの主要部門の経営経験を積ませるものだ。
しかし、1月の動きによりロールボー氏が電話に出たところから始まった。
「発信者番号通知なし」と表示されるのはダイモン氏だけだったからだ。
 「会社が火事になったか、私が昇進するかクビになるかのどれかだと言いつつロールボー氏が電話を折り返すと、ダイモン氏は母親の容体を尋ね、それから昇進のことを話したという。」
60カ国余りに広がる業務は、しばしばJPモルガンの利益で最大を占める。
慌ただしいスタート  JPモルガンが5月に予定されていた投資家説明会に先立ちこの部門を拡大していなければ、ピープシェク氏とロールボー氏の最初の数カ月はこれほど慌ただしいものではなかったかもしれない。
 ピープシェク氏とロールボー氏が着任するタイミングに合わせて再編を実施しため、両氏は4カ月をかけて戦略を練り、チームを整えて、5月に壇上に立ったとロールボー氏は話す。
 プレゼンテーションそのものは、まるで勝利宣言のようだった。
 「低く垂れ下がっている果実はもうない。」
日本とインド  今後、同氏とピープシェク氏は世界中の企業のキャッシュフローをより多く取り扱うことで、より多くの市場シェアを獲得することを目指している。
ジェイミー・ダイモン氏Photographer:NathanLaine/Bloomberg   ピープシェク氏とロールボー氏は、シリコンバレー銀行がかつて強みを発揮していたベンチャーキャピタルとスタートアップのエコシステム(生態系)、つまり「イノベーションエコノミー」にもチャンスを見いだしている。
 JPモルガンは日本でトレーダーとバンカーを増員している。
ノンバンク  やるべきことのリストはまだ続く。
 かつて人気のアプリやプラットホームで世間の注目を集めたフィンテックのスタートアップは、フルサービスの大手銀行を脅かすような形で地位を築くのには苦戦している。
決済プラットホームも大口顧客をターゲットにしている。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ダイモン氏が自ら選んだ2人、巨大部門率いて市場シェア拡大狙う

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