ソフトバンクG傘下のアーム、9月IPO目標評価額は8.6兆円超
記事を要約すると以下のとおり。
ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アームは、早ければ9月にも新規株式公開(IPO)を目指しており、評価額は600億-700億ドル(約8兆6000億-約10兆300億円)を目標としている。関係者の1人が、議論は非公開であるとして匿名を条件に話した。 孫正義氏率いるソフトバンクGとアームのレネ・ハース最高経営責任者(CEO)は、以前からこの評価額レンジの下限は低過ぎると考えていた。 テクナリシス・リサーチの社長兼チーフアナリスト、ボブ・オドネル氏はアームについて、非常に重要でありながら、舞台裏であまり理解されていない役割を担っているのか、今、認識が高まっているとの見方を示す。 アームは4月に米国上場を非公開の形で当局に申請した。SoftBankEnvisionsOneofTechHistory'sLargestIPOsArmistargetingadebutthatwouldsurpassmostoftheindustrySource:Bloomberg アームのテクノロジーは電力効率に優れているため、バッテリー駆動時間が重要な携帯電話に広く採用されている。 昨年CEOに就任したハース氏は現在、近年停滞しているスマートフォン市場以外の分野の拡大に取り組んでいる。米アマゾン・ドット・コムは、エネルギーと経済性の両面で一段と効率的であることを理由に同社のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)にアームの推計評価額は半導体関連銘柄と連動して大幅に変動している。ソフトバンクGにとって、まれな勝利となる。同社のビジョン・ファンド部門は、保有株式の価値が急落し、過去2会計年度で約6兆9000億円の損失を出した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ソフトバンクG傘下のアーム、9月IPO目標評価額は8.6兆円超