シンプル・イズ・ベストが23年の教訓-米株市場でS&P500種が圧勝
記事を要約すると以下のとおり。
セクターを選択したり流行のオプション戦略を駆使したり高配当銘柄に集中投資したりと、ウォール街は今年、米株投資でさまざまな戦略を試みたが、シンプルにS&P500種株価指数に投資することに勝る取引はなかった。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のデータによると、12月の株式ETFへの資金流入額は690億ドル以上の資金が流入し、データのある1998年以降で最大の月間流入となる勢いだ。ディフェンシブと称された多くの戦略は結局、偽装されたマーケットタイミングでしかなかった。 年初には多くのストラテジストが今年の低調なリターンを予想していた。 プリンシパル・アセット・マネジメントのチーフグローバルストラテジスト、シーマ・シャー氏は資金流入について「果敢ではあるが、まったく予想外というわけでもない」として「パウエル議長がスタンスを少し変えたような気配を感じるとすぐに、株式市場に大量の資金が押し寄せた」と語った。 メインステイ・キャピタル・マネジメントの創業者デービッド・クドラ氏はブルームバーグラジオのインタビューで「ほとんどメルトアップしているような状態だ」と話した。 一方、エネルギーや公益事業といった特定のセクターに連動するセクターETFからは120億ドルが流出し、過去最悪の年となった。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース シンプル・イズ・ベストが23年の教訓-米株市場でS&P500種が圧勝