クレジットから株式へ、デフォルトの波が連鎖反応引き起こすリスク
記事を要約すると以下のとおり。
クレジットウオッチャーからの警告は何カ月も前から出ていた。米国では一度破綻した企業による2回目の破産申請が金融危機以来のペースとなっている。そうなれば企業が抱える危うい債務負担を今は見ないふりをしている株式市場が動揺するとみている。高利回り債のスプレッドは大幅に拡大する必要があると話した。米債務上限引き上げについての合意に至ればさらなる強気材料になるだろう。債務負担の大きい中小企業の株価が影響を受けるだろう。 信用環境のタイト化を踏まえれば現在すでに750bpであるべきだというのが同氏の見解だ。ファンドマネジャーらは企業のファンダメンタルズにより注意を払い、手堅いバランスシートの企業を選好している。「リセッション入りし利益が減少しているときには、最終的にバランスシートが最重要になる」と言う同氏は、今はまだそこに至っていないが「一斉売りが起こったり市場が何かに反応し、バランスシートの最も弱い企業の株価が暴落するリセッションという最終章がやって来る」と予想している。ゴールドマン・サックス・グループのデータによれば、この開きは2007年以降で2番目の大きさだという。 中小企業も警戒が必要だ。
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