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エルニーニョで世界のスタグフレーションリスク増大か、4年ぶり到来

記事を要約すると以下のとおり。

世界が新型コロナウイルス禍からの回復に苦戦し、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中で、約4年ぶりの「エルニーニョ現象」到来は、既に脆弱(ぜいじゃく)な世界経済への新たな打撃を予感させている。
農作物への被害や道路の浸水、家屋の崩壊などのリスクも高まる。
 気候変動の加速による異常気象や温暖化と重なり、気象学者が記録を取り始めて以来、世界で最もコストのかかるエルニーニョ周期の舞台が整っている。
ペルーは3月、気候変動や天候の影響への対策として今年10億ドル(約1390億円)余りを費やす方針を発表した。
 Source:Bloomberg  例えばチリでは、エルニーニョが豪雨を誘発し、世界の銅の30%近くを供給する同国鉱山へのアクセスが制限される可能性がある。
昨年の夏には干ばつにより、共産党当局が国内の多くの工場への電力供給を2週間近く停止させた。
 コーヒー1杯の価格も、ブラジルやベトナム、その他の主要供給国が打撃を受ければ上昇する可能性がある。
米ダラス連銀のエコノミストらは2019年、エルニーニョの周期による被害は「生産の伸びに持続的な悪影響を及ぼす公算が大きい」とし、「所得の軌道を恒久的に変化させる可能性もあると分析した。
これら科学者のモデルでは、エルニーニョによる今世紀末までのGDP喪失額は約84兆ドルに上ると推定している。
 その影響は、急激な物価上昇でさらに悪化し得る。
海面水温が「低い」ラニーニャの20年から23年までのこの3年間は、温室効果ガスの蓄積とエルニーニョの年よりも暑かった。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース エルニーニョで世界のスタグフレーションリスク増大か、4年ぶり到来

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