ウォール街のリスク志向、ＺＩＲＰ期のセオリー覆す－誰もが強気

ウォール街の守旧派には、必然のように思われた。
　ビットコインが上昇し、株式とコモディティーは急伸。
　グローバルＸ・ＥＴＦｓがまとめたデータによると、デリバティブ（金融派生商品）を利用して現金支払いを増やすＥＴＦには、1－4月に130億ドル（約2兆円）の新規資金が集まった。
  　　ギャンブラースピリッツの強靭（きょうじん）さは、従来の常識を覆し続けている。
同じ銘柄への集中が進み、投資家のポジショニングは高水準が続き、何か問題が起きれば、その結果はすぐに出る。
ＦＲＢプット　　13－17日の週は株式から債券、コモディティーに至る全ての主要資産が値上がりし、今年最良の市場横断的な相場上昇となった。
ダウ工業株30種平均は史上初めて終値で4万ドル台に乗せた。
これは私がまた毎日モニターしなければならないことだとコメントした。
　強気派の目には、長年の量的緩和が残した金融環境がまだ悪化していないと映っている。
　ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループのモヒト・クマール氏らストラテジストは17日のリポートで「利下げというオプションが残っている限り、ＦＲＢプットは俎上（そじょう）に載っており、リスク資産を支え続けるはずだ」との認識を示した。