ウォラー理事、一部銀行巡る懸念で政策に変更あってはならない
記事を要約すると以下のとおり。
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は16日、同国銀行セクターの緊張が与信状況の大幅な引き締まりにつながるか明確でないと述べるとともに、一部の銀行を巡る懸念で金融当局のインフレ退治に支障をきたしてはならないと語った。 米連邦公開市場委員会(FOMC)は13、14両日の会合で、過去10会合連続で進めてきた利上げを休止し、金利上昇や銀行セクターの緊張が経済にどのような影響を及ぼしているか評価するさらなる時間を確保することにした。 ウォラー理事は講演後の質疑応答で、「コアインフレ率は変わっておらず、押し下げるため恐らく幾分かの追加引き締めが必要になるだろうと語った。」 ウォラー理事は16日の講演テキストで、連邦準備制度には金融の安定性の問題に対処することを目標とした道具が別にあるとコメント。「銀行セクターの最近の緊張が与信状況の引き締まりを大幅に助長したかどうかまだ分からない」としている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ウォラー理事、一部銀行巡る懸念で政策に変更あってはならない