インドPE市場、ブラックストーンやKKRが積極投資-20年前と一変
記事を要約すると以下のとおり。
米
ブラックストーンは20年前、インドが次のフロンティアとなる可能性に賭けた。 同社はその後、インドの責任者を交代させ、過半数の株式を握る投資にこだわった。 力強い経済成長や膨大な数の人材予備軍が特徴で、規制の変更によりビジネスがしやすくなったインドは、PE企業にとって明るい市場だ。 米コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーによると、過去10年間で国際企業の対インド投資は5倍に増加。参入ラッシュ 1990年代まで、インドへの参入ラッシュが始まり、2006年までにほとんどの大手グローバルファンドがインドに拠点を置いた。また、PE企業に株式を売却することに消極的だった。 PE各社はここ数年、ムンバイでスタッフを増やし、経済全体のセクターに資金を提供している。スウェーデンのEQTは、不妊治療クリニックチェーンのインディラIVFと連携している。大手各社は他市場での経験やアクセスを生かし、投資先企業を国外に進出させ、経営資源で成功を後押ししている。インドはグローバルファンドに牛耳られていると指摘する。 また、複数のファンドが当局に対し、投資に参加する外国人の身元を開示する要件を緩和するよう要請。 ブラックストーンのジョナサン・グレイ最高執行責任者(COO)によると、米国では数カ月で完了する案件でも、インドでは数年かかることがある。 業界関係者によれば、インドへの関心の高まりが招いたインド株急伸により、企業にとってIPOがより魅力的な選択肢となり、PE会社との交渉が不調に終わり、IPOを探っている。アドベントのインド担当チーフ、シュウェタ・ジャラン氏は「インドに対する人々の関心が高まっており、それがバリュエーションの上昇につながることは明らかだ」と述べる。 そして、国内消費が伸びる可能性と、IT(情報技術)や製薬、サービスといったインドの強みを組み合わせれば、さらなる成長が期待できる。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース インドPE市場、ブラックストーンやKKRが積極投資-20年前と一変