インド市場、与党大勝の予想外れる結果を警戒-首相の目標に不透明感
記事を要約すると以下のとおり。
インド市場は、間もなく投票が終了する総選挙でモディ首相の政党が比較的小差の過半数にとどまることを示唆する世論調査が出るような事態となれば、売り圧力にさらされる恐れがある。 6月4日の開票で期待外れの結果が出れば、株式市場のボラティリティーは悪化し、今四半期63億ドル(約9900億円)となっている株式と債券からの流出額はさらに拡大し、このところ対ドルで最安値近辺で取引されている通貨ルピーへの圧力も強まる可能性が高い。同氏は、23日に伝えられたインド紙エコノミック・タイムズ(ET)とのインタビューで、BJPは「歴史的な信任」を獲得するだろうと語ったが、投票率が低く、一部の地域では接戦になったとの報告もあり、支持の広がりに懸念が生じている。 三菱UFJフィナンシャル・グループの為替ストラテジスト、マイケル・ワン氏は、企業による従業員の採用・解雇の簡素化などを図る難しい改革を行えるかどうかにかかっている。 サンフォード・C・バーンスタインのストラテジスト、ベヌゴパル・ガレ、ニヒル・アレラ両氏は、今月21日付リポートで、インフラ改善や製造業の活性化など「インドは他のアジア諸国に追いつくためになすべきことがたくさんある。」インド株式市場、香港を抜き世界4位に躍進-時価総額約641兆円 エドモン・ドゥ・ロスチャイルド・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、パトリシア・ウルバノ氏は「大幅な過半数超えとなる支持を得られれば、改革が加速し、インド・リスクという認識が後退する可能性がある」が、過半数をさほど上回らない場合には「交渉や連携が必要になる」と指摘した。
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