インドは最大2000万台規模の市場に、事業強化に注力-スズキ副社長
記事を要約すると以下のとおり。
インドの乗用車販売で長年首位を維持してきた
スズキは同国の市場が2047年までに2000万台程度まで成長する可能性があると見込んでいる。KenichiAyukawaSource:SuzukiMotorCorp. 鮎川氏は、「中長期的には間違いなくインド市場は拡大していくと確信していると指摘。」 インドは今年と来年の国内総生産(GDP)で中国をしのぐ高い成長率が見込まれており、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は50年までに米国を抜き世界2位の経済大国になると予測している。インド市場で首位スズキのインド子会社の23年度販売は約176万台で41.7%の市場シェア出典:日本貿易振興機構(JETRO) 経済成長の一方で、インド政府は70年までに温室効果ガスを実質ゼロとすることも掲げている。 鮎川氏は、現状のコストではインドの全ての人がEVを購入することは難しく、再エネがどこまで現地で普及するかという問題もあることから、バイオガスなどを活用した「インド独自のカーボンニュートラルなアプローチ、先進国とは違うようなものができるかもしれない」との考えを示した。スズキは牛10頭から1日に発生するふんが自動車1台の1日分の燃料価格で販売できると見込まれているとも話した。 もっとも普及に向けては課題も少なくない。 バイオガス発生後に出てくる残りかすを有機肥料として活用すれば農産物の価値が上がる一方、化学肥料を使った場合に比べ栽培は難しくなる。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース インドは最大2000万台規模の市場に、事業強化に注力-スズキ副社長