イランがイスラエル関連のコンテナ船を拿捕－ホルムズ海峡近く

イランのイスラム革命防衛隊（ＩＲＧＣ）は13日、ペルシャ湾とオマーン湾の間のホルムズ海峡近くでイスラエルと関係のあるコンテナ船を拿捕（だほ）した。
　今回の拿捕は、イスラエルがイランによる攻撃を行う可能性を報じている。
イスラエル、数日中のイランからの直接攻撃を警戒－関係者(3)　　英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）は12日、全面的な地域紛争に至るのを避けるため、報復攻撃は「調整された」形で行うことになるとのシグナルを、イラン当局が西側諸国に送ったと伝えた。
　英国の合同海洋情報センターはＭＳＣアリエスがホルムズ海峡を通過している際にイランの部隊が乗り込んできたと説明。
乗組員25人の無事と同船舶の安全な帰還に向けて注力していると述べた。
　ＭＳＣアリエスはＵＡＥのハリファ港に寄港した後、現地時間12日夕方時点でホルムズ海峡に向かって東に航行していた。
しかし、13日の拿捕を受けて、ホルムズ海峡に再び目が向けられることになる。
　海運関連の分析を手掛けるゼネタのチーフアナリスト、ピーター・サンド氏は「紅海とアデン湾が既に悪い状況に陥っているが、情勢は一段と悪化した。」