イスラエル、ハマス壊滅まで戦闘継続の決意－バイデン氏の発言に反発

バイデン米大統領が「イスラエル発」として5月31日に発表したイスラム組織ハマスとの停戦案は、重要な点がイスラエルのネタニヤフ首相の賛同を得ていないことが明らかになった。
　イスラエルはすでにハマスに十分な打撃を加え、昨年10月7日のような攻撃は不可能になったというのが、バイデン大統領の考えだ。
　一方のネタニヤフ政権は、10月7日に起きた同国史最悪の虐殺が繰り返されるかどうかという基準自体が間違っていると考えている。
　イスラエル当局者によれば、政府が合意した計画には恒久的な停戦は含まれない。
　2本目の声明は「戦争終結の条件は変わっていない。」
　イスラエル国内では戦争を終結させてでも人質解放で合意するよう、政府への圧力が高まっている。
イスラエル交渉団からリークされた情報では、一部メンバーは人質全員の解放と引き換えに戦闘を終わらせることを受け入れる方向に傾いている。