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イエレン財務長官訪問で米中関係改善が進展-輸出巡る厳しい批判でも

記事を要約すると以下のとおり。

中国を訪問中のイエレン米財務長官は5日、中国の過剰生産能力を非難することに多くの時間を費やした。
イエレン氏の訪中は過去9カ月で2回目で、財務長官としては最後の訪問となる可能性が大きい。
AsUSTresSecJanetYellenwrappedupherdayinBeijing,shewastreatedtoaprivatetouroftheForbiddenCity.pic.twitter.com/pZDOUI2iBM—ChrisCondon(@chrisjcondon)April7,2024  今回の訪中には、イエレン長官が苦心して築いた中国指導部との個人的関係強化を図る面がある。
さらに、ウクライナでのロシアの戦争を支援している中国企業は価格競争力のない先進国によってペナルティーを科されていると反論し、米国の補助金を巡り世界貿易機関(WTO)に提訴している。
李首相は7日、イエレン長官との会談で経済・貿易問題を政治問題化しないよう期待を表明した。
 習近平国家主席の指導部がクリーンエネルギーなど新産業を中心とする製造業に投資をシフトさせることで不動産危機を相殺しようとしており、イエレン長官は何副首相との5、6両日の会談で米国の特定の産業が脅威にさらされていることについてどう考えているか具体的な詳細を示した。
 国内の半導体やクリーンエネルギー部門への米国の補助金を巡る中国側の批判に対しては、的を絞って国内での消費に重点を置いたものだとイエレン長官を批判し、「米企業を保護するためさらなる保護主義的政策を打ち出す口実のように感じられると論評した。」
 新華社によれば、中国側は米国の貿易・投資規制にも「重大な懸念」を示した。
両国はイエレン、何両氏が「国内・世界経済のバランスの取れた成長」と婉曲(えんきょく)的に呼ぶ問題に特化した新たな協議を進めることで合意した。
 殷勇北京市長との昼食会や北京大学の学生・教職員を訪問後、イエレン長官の厳しいメッセージにもかかわらず、今回の訪中で見られた前向きな雰囲気が関係改善の真の成果か、ブルームバーグ・エコノミクス(BE)のシニア地経学アナリスト、ジェラード・ディピッポ氏が「戦術的安定化」と呼ぶサインに近いのかは、まだ不明だ。
米大統領選を11月に控え、中国政府としては機会をうかがっている可能性がある。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース イエレン財務長官訪問で米中関係改善が進展-輸出巡る厳しい批判でも

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