イエレン米財務長官、「全面的な」預金保険の提供検討せず-証言
記事を要約すると以下のとおり。
イエレン米財務長官は22日、米国の銀行システムを安定化させるために「全面的な」預金保険を提供することを規制当局が検討していることはないと述べた。預金保護の上限を議会承認なしに一時的に引き上げる方策を検討していると、ブルームバーグ・ニュースが20日に報じていた。イエレン財務長官が上院歳出委小委員会の公聴会で証言Source:Bloomberg 22日の市場では地銀株が売られ、市場全体を押し下げた。 米連邦預金保険公社(FDIC)の25万ドルの預金保護上限を恒久的に変更するには議会承認が必要だが、財務省には為替安定化基金(ESF)の約300億ドルもの資金がある。 また、株主や投資家が損失を被っている状況で銀行の株主や債券保有者を政府が保護することはないと明確にしておくのが大事だと言明した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース イエレン米財務長官、「全面的な」預金保険の提供検討せず-証言