アダニ社債への投資奏功、デービッドソン・ケンプナーが最大70％利益

インドの富豪ゴータム・アダニ氏率いる新興財閥アダニ・グループ関連企業のドル建て社債が、空売り業者ヒンデンブルグ・リサーチのリポートを受けて下落した際、投資会社 デービッドソン・ケンプナーはこれらの社債を購入した。
  　　インドの最高裁判所が24年1月、市場規制当局に対しアダニ・グループの調査は必要ないとの判断を示した後、デービッドソン・ケンプナーは保有社債の利益は40－70％となった。
ただ、保有株を売却した投資家がいた一方で、相場急落から1年が経過した現在、アダニ企業の株式とドル建て債はおおむね下げを埋めた。